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ロスアトム傘下の機械工場に小池酸素工業の工作機械が設置される

 国営原子力企業ロスアトム傘下の大手機械メーカーである閉鎖型株式会社ペトロザボツクマシ(北西連邦管区カレリア共和国ペトロザボツク市)の溶接工場に、小池酸素工業鰍フポータブルガス切断機が設置された。8月3日付でペトロザボツクマシ社プレスリリースが伝えた。
 設置されたのはポータブルガス切断機KHC-600Dで、これにより厚さ200oまでの鋼管等の鉄鋼製品の胴部に直径1200oまでの大口径の穴を開けることが可能となり、また、より精密な作業が可能となる。新たな機械で加工される製品は、原子力発電所の蒸気生成施設の建設に使用される。ガス切断機は数年前から使用されていたが、処理能力は厚さ80o、直径600oまでしかなく、精密作業にも不便のある仕様だった。2010年2月にペトロザボツクマシ社はアトムエネルゴマシ社(ロスアトムの機械製造部門の企業)の傘下に入り、新たな発注に対応するために設備の近代化に迫られた。
  本誌編集部が小池酸素工業に確認したところによると、同社のロシアへの販売はオランダの100%子会社Koike Europe B.V.を通して行なっている。今回のような小型の機械に関しては、欧州の倉庫からの出荷になるという。(後略)

(週刊ボストーク通信908号より)




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