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モスクワ市拡張案が作成される:面積は2倍以上に

 7月11日、ソビャニン・モスクワ市長とグロモフ・モスクワ州知事がメドベージェフ大統領にモスクワ市拡大案を提出し、大統領の賛同を得た。7月12日付でRBC Dailyが伝えた。
 拡張案によると、モスクワ市は南西方面に向かって大きく広がり、市の面積は現在の10万7000haから25万1000haへと2.35倍になる。主にキエフ街道とワルシャワ街道とモスクワ鉄道の大環状線に挟まれた区域が新たに市に加わることになる。この区域には現在およそ25万人が居住している (モスクワ市の人口は1155万人)。
 新区域には今後約6000万uの住宅用地と4500万uの商業不動産を整備し、新たに約200万人が居住できるようになるという。交通インフラとしては、地下鉄がスコルコボ、トロパリョボ、ルミャンツェボ、コムナルカ地区まで延伸されるほか、新たに鉄道駅や高速路面バス等も設置される。モスクワ市の土地は基本的には全て市が所有しているが、モスクワ州では個人が土地を所有している場合もあるため、必要な場合にはモスクワ市が市場価格で土地を所有者から買い取り、他の場所を提供するという。
 また、ロシア連邦政府やモスクワ市政府の新区域への移転が想定されている。(後略)


(週刊ボストーク通信905号より)




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