全ロシア世論調査センターが、ロシアの自動車市場の現状を調べるため、車の所有状況や今後の購入予定についてモニタリング調査を実施した。その結果、ロシア国民の5%が年内に自動車の購入を予定しており、予算額の平均は1万3631㌦であることがわかった。3月29日付で同センターのプレスリリースが伝えた。
この調査は、2011年3月12～13日に、全国46の州、地方、共和国にある138の居住区において、1600人を対象に実施された。調査結果の要点をまとめると：
● 現在、ロシア国民の43%が車を所有しており、そのうちの46%が中古の国産車に乗っている。
● 今年2011年中に自動車を購入予定のロシア国民は全体の5%。
● 新車の外国産車の購入希望者が年々増えている(2006年19%で今年32%)。
● 新車の国産車の購入希望者が減少傾向にある(2009年22%、今回15%)。
● 平均の新規購入予算額は1万3631㌦で、1年前より2000㌦以上増えた。
● 支払い方法では、自動車ローンが増えている(2009年30%、現在では38%)。
6つの質問に対する回答の詳細は下表の通り。
Q1.家族で車を所有しているか？（四者択一；％）
|
2006 |
2009 |
2010.3 |
2010.9 |
2011.3 |
1台持っている。 |
34 |
37 |
37 |
38 |
39 |
2台以上持っている。 |
3 |
2 |
5 |
5 |
4 |
持っていない。 |
63 |
60 |
57 |
56 |
57 |
無回答 |
0 |
1 |
1 |
1 |
0 |
（後略）
（週刊ダーリニ・ボストーク通信891号より抜粋)
