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ペテルブルク港の遅延続く:トヨタ現地工場が一時生産停止 

 本誌888号で既報の通り、サンクトペテルブルク港のあるフィンランド湾では、湾内の凍結により船の航行が制限され、港での貨物取扱いの遅延が起きている。トヨタやフォードの現地工場では、部品が届かず、生産を一時停止するなどの影響も出ている。3月18日付でコメルサント紙が伝えた。
  寒波の影響により1月末頃からフィンランド湾は厚い氷に覆われ、船の航行が非常に難しくなっている。17日現在、湾内では137隻の船が立ち往生し、砕氷船による支援を待っている状態で、平均して2〜7日の遅れが出ている。これにより、港では貨物が滞留し、鉄道貨車が渋滞する等の問題が発生している。
  船の遅れは現地で生産する外資系自動車メーカーの操業にも影響を与えており、トヨタの現地工場は3月15日、フォードは16日に生産を終日ストップした。(後略)

(週刊ダーリニ・ボストーク通信889号より抜粋)




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